
美容や健康を意識するなら「甘味料は、お砂糖よりもオリゴ糖のほうが適している」などと耳にする機会も少なくありません。
しかし、実際に「オリゴ糖」と「お砂糖」って何がどう違うのかは、意外と知られていませんよね。
「お砂糖よりも、カロリーが低いんでしょ?」などという話はよく耳にしますが、ならば具体的にはどのくらいカロリーが低いのでしょうか? それ以外にも違いはあるの!?
フードアナリストの筆者が、一般的に言われているお砂糖と「オリゴ糖」の決定的な違いを4つご紹介します。
違い1:お砂糖よりもカロリーが低い
お砂糖のカロリーは平均的に1gで約4kcalあるのに対し、「オリゴ糖」は同約2kcalほどの製品が多く、非常に低カロリーなのが特徴のひとつ。
カロリーを気にする人にとっては、嬉しい違いですよね。
「オリゴ糖」の成分は体内の消化酵素によって分解されにくいために、摂取するカロリーもお砂糖より下がると言われています。
違い2:お砂糖よりも甘さが控えめ
「オリゴ糖」の甘味はお砂糖よりも低く、一般的には半分程度のものが主流です。
ですので、甘さが苦手な人でも使いやすい甘味料でもあるのです。
甘ったるい味付けを好まない場合には、「オリゴ糖」ほど使いやすい調味料はないかもしれません。
お料理やお菓子を作る際に、甘さを控えめにして素材の味を楽しみたいときにも「オリゴ糖」が活躍してくれます。
違い3:お砂糖とは腸内での働きが違う
お砂糖の場合には、腸内で分解されカラダにそのまま栄養素として取り込まれますが、「オリゴ糖」の場合には、消化吸収されにくい性質があるために栄養素として吸収されにくい性質があります。
カロリーが低いこととも関係していますが、食べても体内に取り込まれにくい性質は、お砂糖との大きな違いのひとつです。
違い4:お砂糖よりも虫歯になりにくい
一般的に「オリゴ糖」は、お砂糖に比べて虫歯になりにくいという説が有力です。
その背景としては、「オリゴ糖」には虫歯菌が活動するために必要な糖分としての働きが弱く、口内の酸性化を招きにくい性質があるからと言われています。
虫歯ができにくい甘味料を求めている人にとって、「オリゴ糖」は救世主となりうる可能性があるのです。
以上、お砂糖と「オリゴ糖」の似て非なる決定的な違いを4つご紹介しましたが、いかがでしょうか。
お砂糖にはない良さがあるのも、「オリゴ糖」の魅力です。ぜひ、場面に応じて上手に使い分けてみてください。
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並木 まき

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