
オリゴ糖というのは、その消化性によって3つに分類することができます。ひとつは消化性オリゴ糖、もうひとつは一部消化性オリゴ糖、そして最後のひとつが難消化性オリゴ糖です。それぞれで期待できる効果も違ってきます。
消化性オリゴ糖とは?
消化性オリゴ糖というのは、人の消化酵素で分解されるオリゴ糖のことを指します。身近なものでは、トレハロースなどがこの消化性オリゴ糖に分類されることになります。パラチノースやマルトオリゴ糖といったものも消化性オリゴ糖になります。分解されて消化されるという部分では砂糖と同じなのですが、分解が遅いために血糖値が急激に上がるのを防ぐことができると言われています。
一部消化性オリゴ糖とは?
一部消化性オリゴ糖というのは、先の消化性オリゴ糖と後ほどご紹介する難消化性オリゴ糖の混合型とも言えるでしょう。代表的なものとして、大豆オリゴ糖というものが挙げられます。大豆オリゴ糖というのは、名前の通り、大豆に含まれるオリゴ糖の総称です。消化性オリゴ糖と難消化性オリゴ糖が混在しており、悪玉菌に利用されることはなく、ほとんどが善玉菌のエサとなってくれます。これによって腸内環境が改善されていくのです。
難消化性オリゴ糖とは?
難消化性オリゴ糖というのは、人の消化酵素では分解されないオリゴ糖のことを指します。では、何が分解してくれるのかというと腸内細菌です。ガラクトオリゴ糖やキシロオリゴ糖、フラクトオリゴ糖といったものがこの難消化性オリゴ糖に分類されることになります。善玉菌のエサになるだけではなく、水分吸収作用もありますので、お通じの改善にも期待ができます。
まとめ
オリゴ糖は、その消化性によって、消化性オリゴ糖、一部消化性オリゴ糖、難消化性オリゴ糖の3つに分類することができます。オリゴ糖としての基本的な部分はそう変わりないのですが、やはり持っている性質が異なってくるとそこで期待できる効果も変わってきます。うまく活用していきましょう。
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中田星子

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