
秋の味覚で代表的な食材ですが、お菓子作りや調理の他に整腸のために食べる方も多いでしょう。
ですが、さつまいもを食べて逆に便秘がひどくなった!いう方がいるのも事実。
なぜ、整腸効果があるはずなのにどうして便秘が起きるのか、その原因とおすすめの食べ方をご提案します。
さつまいもで便秘が悪化する原因は水分の摂り方にあった
さつまいもは不溶性食物繊維をたくさん含み、整腸の解消を手助けする食品です。
腸が正常なときは不溶性繊維を摂っても大丈夫なのですが、腸内に便が溜まっているときに不溶性食物繊維をたくさん摂ると、繊維が腸内の水分を吸い取ってしまうため、腸内には固くなった便が溜まり、排便しにくい状態になります。
これが、「さつまいもで便秘が悪化した状態」です。
これを防ぐためにさつまいもを食べる時一緒に水分を摂れば、腸を悪化させずに整えることができます。
水分補給の飲み物は牛乳がおすすめ
ひどい便秘のときにさつまいもを食べるなら、水分を一緒にとるのが良いのですが、このとき飲み物は、牛乳を一緒に飲むのはいかがでしょうか。
牛乳には成分にオリゴ糖や乳糖が含まれています。
牛乳に含まれたオリゴ糖や乳糖が更にお通じスッキリを助ける働きをしてくれます。
また、さつまいものこっくりした甘味には、牛乳のミルキーな味がよく合い、味の相性も抜群です。
一緒に食べた方が良い!皮には便秘効果がたくさん含まれている
さつまいもを調理するとき、皮をむいて食べている方は多いでしょう。
でも、ちょっとまってください。
皮の近くには、「ヤラピン」という成分がたくさん含まれています。
このヤラピンは、さつまいも独自の成分で胃の粘膜を保護し、腸のぜんどう運動を促してくれるのです。
また、皮には食物繊維や美肌に効くポリフェノールなども含まれています。
こんなにいいことずくめの皮を食べない手はないでしょう。
ちなみに、さつまいもを調理する時は低温でじっくりと火を通すのがコツ。
ゆっくりと加熱すると、成分の酵素が活性化して甘味が増します。
茹でる場合は水の状態から鍋に入れたり、油で揚げる時も温度が低いうちから揚げるようにしましょう。
さつまいもは、水分と一緒に摂れば便秘を悪化させずに腸を整えてくれます。
また、飲み物もオリゴ糖が含まれた牛乳を一緒に飲めば、より高い整腸効果を与えてくれるでしょう。
美味しいものが出回る秋に、便秘解消も兼ねてさつまいもを食べてみませんか。
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大田 ちえこ

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