
食品の中には、開封後は冷蔵庫で保管したほうが品質の劣化を防げるものもたくさんあります。
では、「オリゴ糖」の場合はどうなのでしょうか。
普段、開封した食品を冷蔵庫にしまう習慣がある人ほど、いつもの癖で冷蔵庫に入れてしまいがちですよね。
フードアナリストの筆者と、「オリゴ糖」は冷蔵保存に適している製品なのか否かを見ていきましょう。
まずは賞味期限内に食べ切るのが鉄則!
もともと「オリゴ糖」は、熱や酸に強い食品でもあるのですが、温かさには強くても寒さにはどうなのでしょうか。
「オリゴ糖」は長期保存に向いている食品だとも言われますが、購入した製品のラベルを見ていただくと、「賞味期限」が書いてあるものが多いかと思います。
「賞味期限」とは、製品本来の風味を損なわずにいただける期限として製造元が定めているものですので、「この期間を過ぎても食べることはできるでしょ?」などと思う人もいますよね。
実際、「オリゴ糖は腐らないからいつまででも食べられる」と言っている人もいますが、やはり食べ物である以上、賞味期限内にいただいたほうが美味しくいただけることには間違いありません。
ですので、保管場所を考えると同時に、賞味期限内に食べきってしまうことがまずは鉄則です。
さて、本題の「冷蔵保存」の可否については、どうなのでしょうか。
「オリゴ糖」は寒さに強いor弱い?
この答えは、製品にもよるのですが、「オリゴ糖」は保管している場所の温度が低すぎると結晶状になったり製品そのものが白濁してしまったりするものもあります。
ですので、白濁しがちな製品であれば「寒さに弱い」と言えるでしょう。
また、製品のラベルにハッキリと「常温で保存してください」と書かれているものもあります。
ですので、冷蔵保管の可否については、まずはおパッケージのラベルをチェックするのが最も確実。
そして、「冷暗所で保管」となっていた場合でも、白濁などを防ぐためにできれば冷蔵庫ではない涼しい場所に保管できればベターです。
万が一、白濁してしまった場合には「湯煎(せん)」すれば、もとの色に戻りやすいので、併せて覚えておきましょう。
今回は、「オリゴ糖」を冷蔵庫で保管することの是非についてご紹介しましたが、いかがでしたか。
ひと口に「オリゴ糖」と言っても、実にさまざまな形状で色々な製品があります。
保管方法については、ラベルチェックを怠らずに製品に適した方法を選択していきましょう。
関連記事

並木 まき

最新記事 by 並木 まき (全て見る)
- なんといつものアレにも!? 「オリゴ糖」が合う身近なメニュー3選 - 2017年10月28日
- メリットばかりじゃない!? 「オリゴ糖」のデメリット3つ - 2017年10月27日
- 「オリゴ糖とヨーグルト」の食べ合わせが人気の理由 - 2017年10月26日