⚫︎オリゴ糖とは
腸内には善玉菌と悪玉菌、そして日和見菌の3つの菌が生息しています。
善玉菌は腸に良い影響を及ぼし、悪玉菌は悪い影響を与えます。
善玉菌が多いと腸は正常に動きます。
逆に悪玉菌が多くなると、腸内に腐敗物をつくり、有害物質も発生します。
菌の中で一番数が多い日和見菌ですが、この菌は、どちらか優勢になっている方に味方するとても厄介な菌です。
この菌の性質を利用して善玉菌のエサであるオリゴ糖を摂れば、善玉菌を増やし、日和見菌を味方につけることができるのです。
オリゴ糖を食べた善玉菌は、優勢になり、排便を手助けします。
オリゴ糖は食品であり、薬ではありません。
一日に「何回飲む」といった決まりはありませんが、自分に合った適度な量を見極めて、摂取するのがおすすめです。
⚫︎オリゴ糖の効果
・便秘
便秘とは、腸内の排泄物を外に出す機能が低下して、腸内に排泄物がとどまっている状態をいいます。
腸内には、善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3つの菌がおり、悪玉菌が増えると腸の働きが悪くなり、便秘になります。
この状態を回避するには善玉菌のエサとなるオリゴ糖を与え、善玉菌を元気にする必要があります。
・腸内環境
オリゴ糖を食べた善玉菌は乳酸や酢酸を作り出します。この酸が増えると、腸内が弱酸性になります。
この環境は、悪玉菌にとって住みにくいので、腸内が弱酸性になることで、悪玉菌はどんどん減っていきます。
・血糖値
オリゴ糖は血糖値が気になる方にも安心です。
血糖値が気になる方は、オリゴ糖を摂っても大丈夫?と考えるのではないでしょうか。
オリゴ糖にも色々種類がありますが、キシロオリゴ糖がおすすめです。
甘味はあるけど栄養にはならず、糖尿病患者の甘味料としても使われています。
⚫︎オリゴ糖の種類
オリゴ糖には様々な種類があり、いろいろな食物から作られています。
・ガラクトオリゴ糖
ガラクトースから作られたオリゴ糖。母乳の成分に含まれている。
・キシロオリゴ糖
トウモロコシの芯などに存在している糖分。甘い味だが、栄養にはならず、糖尿病患者の甘味料として使われる。
・ビートオリゴ糖
添菜などから抽出された天然オリゴ糖。アトピーに良いといわれている。
・コーヒーオリゴ糖
コーヒー豆からできるオリゴ糖で、脂肪などを燃焼する働きを持つといわれている。
⚫︎こんな方にオススメ
・便秘ぎみの方
毎朝、すっきりしなくて重さが抜けない。
いつもぽっこりで、触るとがちがちで苦しい。
そんなお悩みを抱えている方におすすめです。
オリゴ糖が善玉菌のエサとなり、不快感をやわらげて、毎日快適に過ごせるでしょう。
・血糖値が高い方
時には甘いものも食べたいけれど、カロリー、血糖値のことが心配。
それなら、キシロオリゴ糖が含まれたオリゴ糖を選べば、カロリーや、血糖値を気にすることなく甘いものも食べられるからストレスもたまりませんね。