
夏場の暑い日や女性に多いとされる貧血。
今回は、そんな貧血によくなる人にぜひ知っておいて欲しいオリゴ糖と貧血の関係性について詳しく解説します。
貧血はなぜ起こる?
「貧血」という言葉は誰でも知っていると思います。めまいや息切れなど、意識を失いそうになるなどの症状を貧血と言いますが、みなさん一度は貧血を経験したことはあるのではないでしょうか。
そもそも、貧血は血液の中にあるヘモグロビンの数が減っている状態のことを指します。このヘモグロビンは酸素を体全体に運ぶ役割があるので、非常に重要なものです。
ヘモグロビンが減少することで、脳などに十分な酸素が行き届かなくなるので、めまいや息切れなどを引き起こすのです。
そして、ヘモグロビンは主に鉄分によって構成されており、普段の食生活から意識して鉄分を摂取する必要があります。
鉄分は肉や魚、乳製品に含まれています。具体的に言うと、肉や魚など動物性食品に含まれているのが「ヘム鉄」、卵など植物性食品に含まれているのが「非ヘム鉄」と呼ばれます。
非ヘム鉄はヘム鉄に比べて吸収率が低いのが特徴です。
鉄分だけ摂ればいいわけではない
いくら貧血には鉄分が良いと言っても、食生活はバランスが最も重要です。たんぱく質や食物繊維、カルシウムなどたくさんの栄養素をバランスよく摂取することが理想の食生活につながります。
貧血の主な原因は鉄分不足ですが、食物繊維が鉄分の吸収率に関係しているのではないかと言われています。全ての食物繊維ではありませんが、食物繊維を摂ることで鉄分の吸収率を下げてしまうことがあります。
食物繊維は、人間の消化酵素では分解されないので、そのまま排泄されることがあります。そのため、食物繊維が鉄分と一緒に排泄されてしまうため、鉄分の吸収率が低下するのではと考えられているのです。
食物繊維は人間の体に必要なものですが、貧血に重要な鉄分の吸収の妨げになるのは貧血になりやすい人のとって避けたいことですね。
オリゴ糖と貧血の関係性
食物繊維が鉄分の吸収率に影響を及ぼす可能性があることはわかりました。でも一体、オリゴ糖と貧血にはどのような関係があるのでしょうか。
オリゴ糖には、食物繊維のように人間の消化酵素では分解されずそのまま腸まで届くという特性があり、オリゴ糖を摂取することで食物繊維のように鉄分の吸収率を下げてしまうのではという心配があります。
ただし、人間を対象に鉄分とオリゴ糖の関係を調べた調査があり、結果的には鉄分の吸収率を阻害しないということがわかっています。
オリゴ糖は鉄分の吸収率に影響を及ぼさないことがわかっているので、安心してオリゴ糖を摂取できますね。
普段の食生活にオリゴ糖を取り入れて、バランスの取れた食生活を送りましょう。
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ウキシマコウヘイ

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