
皆さんは「オリゴ糖」と聞くと、どんなイメージが頭に浮かびますか?
お腹に良いものでしょうか?
それとも、体に優しいものでしょうか?
よく耳にする言葉ではあるけれど、実際にどんなものなのかはあまりよくわかっていない…という人もいるのではないでしょうか。
自分に合った「オリゴ糖」を見つけるためには、その違いを知っておくことが必要です。
そこで今回は、意外と知られていない「オリゴ糖」の成分や正体についてご説明してまいりましょう。
■オリゴ糖には種類がある!
「オリゴ糖」とひと口に言っても、その種類は実にさまざまです。
そこで、私たちがよく口にする一般的な「オリゴ糖」の種類をまずは3種類ご紹介します。
(1)ガラクトオリゴ糖
「ガラクトース」と呼ばれる糖が主な成分で、低カロリーだと言われているオリゴ糖。
体内でビフィズス菌を増加させて整腸してくれる働きがあるという説が有力で、便秘の解消に繋がるという効果をうたっている製品もたくさんあります。
ガラクトオリゴ糖の原料は“乳糖”で、母乳のような爽やかな甘みが特徴的です。
(2)イソマルトオリゴ糖
ドラッグストアなどで売られているボトル形状の「オリゴ糖」に多い種類です。
醤油やはちみつ、味噌などにも含まれていて、原材料はトウモロコシや「馬鈴しょ」などのデンプンです。
熱や酸に強く扱いやすいのに、値段が安価なものも多く、コストパフォーマンスに優れているのも特徴です。
現在では、摂取しても虫歯になりにくいという説も有力です。
(3)フラクトオリゴ糖
カロリーが低いのが特徴で、ダイエット甘味料などで使われていることも多い「オリゴ糖」です。
自然界では野菜や果物に含まれていて、ゴボウやアスパラガス、バナナやタマネギなどがその代表格です。
フラクトオリゴ糖の原料は砂糖で、味にクセが少なくややまろやかな甘みが味わえるのが特徴でもあります。
こんな風に、ひと口に「オリゴ糖」と言っても原料や特徴はさまざま。
そのため、「健康のためにオリゴ糖を習慣にしたい」というかたは、まずはそれぞれの特徴を知った上で、ご自身にはどんなオリゴ糖がピッタリなのかを見極めていきたいですよね。
■その他のオリゴ糖
上記でご紹介した3つのほか、一般的なものとしては次のものも挙げられます。
(1)大豆オリゴ糖
その名前の通り、大豆に含まれている「オリゴ糖」を指す言葉です。
大豆以外のマメ科の植物にも、含まれています。
腸内のビフィズス菌を活性させるなど整腸作用が期待できるという説が有力です。
(2)キシロオリゴ糖
食物繊維を分解して作られている低カロリー&虫歯になりにくいという目的で作られているオリゴ糖。
こちらも、ビフィズス菌の育成を促進してくれるという説が有力です。
今回は、「オリゴ糖」の中でも私たちの生活に身近で代表的なものをいくつかご紹介しました。
違いを知ることが、自分に合うオリゴ糖を見つけていくヒントになるはずです。
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並木 まき

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