
最近、糖質制限のお菓子のパッケージなどでみかける「イヌリン」
イヌリンは水溶性の食物繊維で糖の吸収を抑制したり、整腸作用も持っているので便秘解消にも役立つ成分です。
腸を整えるなら、便秘解消に効果をもたらすオリゴ糖とイヌリン、どっちがいいのか考えてしまいますよね。
オリゴ糖とイヌリンは、果たしてどちらが便秘解消に役立つのでしょうか。
天然のインスリンと呼ばれるイヌリン
「天然のインスリン」と呼ばれるイヌリンには血糖値を下げる効果があります。
血糖値の上昇をゆるやかにして、体内に脂肪がたまるのを防ぎます。
また、イヌリンは主に菊芋に多く含まれていて、その含有量はなんと60%。
イヌリンは唾液や腸で分解されずにそのまま腸に届きます。
腸で分解されたイヌリンは、フラクトオリゴ糖に変わるため善玉菌の運動を活発にします。
また、栄養素を吸収しにくくするので、ダイエットしたい方にもおススメです。
便秘解消でなじみ深いオリゴ糖
オリゴ糖は胃や小腸で吸収されずに、大腸まで届き善玉菌のエサとなって腸内の善玉菌を増やします。
善玉菌が増えることで、便秘などの腸の不調の原因を悪玉菌を減らし腸を整える働きをします。
虫歯になりにくい点や低カロリーなのもメリットで、特定保健用食品として認められているのも安心ですよね。
イヌリン・オリゴ糖それぞれのデメリット
イヌリンの一日の摂取量は8~14gとされていおり、摂りすぎると胃腸にガスがたまったり
お腹が張ったような不快感を感じることもあるのです。
イヌリンは糖の吸収を妨げる効果もありますが、他の栄養素の吸収も妨げるので注意しましょう。
一方オリゴ糖は一日に大体2g~10gの摂取が必要です。
こちらも一度に大量に摂りすぎると下痢の原因になることがあるので、適度に摂取する必要があります。
いくら便秘解消に効果があるからいって摂りすぎると、違った形でお腹の不調を引き起こすので適量での摂取を心がけましょう。
イヌリンは便秘やダイエットに役立つ食材ですが、連続で摂り続けると栄養素を吸収しすぎてしまう場合があります。
効果が強いその反面、体に与える影響がデメリットになることもあるので、適度に摂取するのがよいでしょう。
手軽に便秘解消を考えるなら、イヌリンよりも悪影響が少ない液状のオリゴ糖を摂取していく方が無難だといえるでしょう。
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大田 ちえこ

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