
ハチミツの入った離乳食を与えられていた赤ちゃんが「乳児ボツリヌス症」で亡くなった事故を覚えていますか。大変残念な事故でしたが、これで「ハチミツは一歳未満の乳児に与えてはいけない」ということが今まで以上に知られることになりました。
一方、オリゴ糖は一歳未満の乳児に与えても大丈夫。そのため離乳食にも活用することができます。今回は「オリゴ糖を使った簡単離乳食レシピ」として、
- 離乳食初期(ゴックン期) 生後5~6ヶ月
- 離乳食中期(モグモグ期) 生後7~8ヶ月
のレシピをそれぞれご紹介します。
離乳食初期のオリゴ糖活用レシピ:バナナ入りパン粥
材料(1回分)
- パン(8枚切り 耳は取る) 1/4枚
- ミルク(調乳済み) 30~40cc
- バナナ 1.5~2cm程度
- オリゴ糖 小さじ1/2
作り方
- パンを手で細かくちぎり器に入れる
- 調乳済のミルクを、パンが十分に浸るまで注ぐ
- フォークなどでなめらかになるまでつぶしたバナナとオリゴ糖を器に入れる
- 全体をよく混ぜてから、レンジで20秒ほど温める
- 温まったらレンジから出し、人肌程度まで冷めたらできあがり
初期はどうしても普通のおかゆがメインになりがちですが、たまにはこのようなパン粥で違う味も楽しんでみましょう。
オリゴ糖やバナナを入れることでほんのりとした甘みが出るので、赤ちゃんも喜びます。月齢や赤ちゃんの好みで、ミルクやバナナの量は適宜調整してください。
離乳食が進んできたら、バナナをつぶすのではなく角切りにして混ぜ込むことで違う食感も楽しめます。市販のパンの添加物が気になる…というママは、自分でホームベーカリーを使ってパンを作ってもいいですね。
※小麦はもちろん、パンによっては材料に卵を使っているものもあります。アレルギーのあるお子さんは注意してくださいね。
離乳食中期のオリゴ糖活用レシピ:かぼちゃのそぼろ煮
材料(2回分)
- かぼちゃ(皮を取り除く) 50g
- 鶏ひき肉 30g
- だし汁 かぼちゃが十分浸る程度
- 水溶き片栗粉 適量
- オリゴ糖 小さじ1
- しょうゆ 適量
作り方
- かぼちゃは1cm角に切り、だし汁でやわらかくゆでる
- かぼちゃがやわらかくなったら鶏ひき肉を追加し、色が変わるまでしっかり火を通す
- 鶏ひき肉の色が変わったらオリゴ糖としょうゆ(お好みで入れても入れなくてもOK)を入れ、かぼちゃをつぶしつつ混ぜる
- 火を止めて水溶き片栗粉を入れ、とろみが付いたらできあがり
オリゴ糖のさわやかな甘みがかぼちゃとひき肉のうまみを引き立ててくれます。月齢に合わせ、かぼちゃをつぶしながら食べさせたり、そのまま食べさせたり、調整することもできます。市販の冷凍かぼちゃを使うとより簡単に作ることができますよ。
離乳食を始めたばかりのこの時期は、ほとんど食べない子、特定の食材ばかり食べる子、何でも食べる子など、子どもによってさまざま。初めて身体に母乳やミルク以外のものが入ってくるので、お腹の調子を崩してしまう子もいます。
オリゴ糖は赤ちゃんも安心して口にできるものですが、与えすぎも禁物です。適度に離乳食に取り入れ、それでも何か気になることがあったら、些細なことでも病院へ行って診てもらってくださいね。
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鞠 ようこ

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