
キシロオリゴ糖と言われてもあまり知らないという方も多いでしょう。ただ、いくつかあるオリゴ糖の中でもキシロオリゴ糖というのは身近なものと言えます。では、キシロオリゴ糖はどのようなもので、どのような効果を発揮してくれるのでしょうか?
そもそもキシロオリゴ糖とは?
キシロオリゴ糖というのは、トウモロコシやタケノコなどに微量に含まれているオリゴ糖になります。オリゴ糖というと甘いイメージがあるかと思いますが、キシロオリゴ糖の甘さは砂糖の半分ほどだと言われています。そのため、甘さはあっても軽く爽やかな口当たりになります。基本的には天然原料から生成されるオリゴ糖で、原料としては綿実殻の食物繊維が使われたり、トウモロコシの芯に含有されているキシランと呼ばれる食物繊維が使われたりします。
キシロオリゴ糖で期待できる効果とは?
キシロオリゴ糖は、難消化性のオリゴ糖になりますので、胃や腸で消化、分解されずに大腸まで届きます。大腸内で善玉菌のエサになってくれますので、善玉菌も活性化しますし、腸内で善玉菌が優位な状態になっていきます。これによって腸内が理想的な酸性になっていきますし、腸内に水分を呼び込まれるようにもなります。その結果、腸内環境が改善されていくのです。また、キシロオリゴ糖にはカルシウムの吸収を促進する効果も期待できると言われています。
大量摂取に注意!
キシロオリゴ糖は先でもお話ししましたように、難消化性のオリゴ糖になります。そのため、一度にたくさん摂取してしまうとお腹を下してしまう可能性があります。キシロオリゴ糖は1日あたり20mlから40mlが摂取目安量と言われていますので、これを守るようにしておきたいものです。
まとめ
キシロオリゴ糖はオリゴ糖の中でも身近なものです。腸内環境を改善してくれるだけではなく、カルシウムの吸収をも促進してくれると言われています。ただ、難消化性のオリゴ糖になりますので、1日の摂取目安量を守るようにしましょう。
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中田星子

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