
本人はもちろん、見ている親もつらいのが子どもの便秘。わたしも子どものトイレに付き合ってつらい思いをした経験が何度もあります。
あの時知っておきたかった…と思うのがオリゴ糖。実は、大人だけでなく子どもの便秘にも有効と言われているんですよ。
子どもと便秘
便秘になると、排便のときに痛みを感じることが多くなります。それが続くと子どもは「排便=痛い」というイメージから排便を我慢するようになり、さらなる便秘を招く…という悪循環に。できればそうなる前に対処してあげたいですよね。
わたしは子どもが便秘になったときに根菜たっぷりのスープを山ほど作って食べさせたりしましたが、それよりも手軽に利用できるのがオリゴ糖なんです。
オリゴ糖と便秘の関係
オリゴ糖は大腸内の「善玉菌(乳酸菌、ビフィズス菌など)」の餌となります。善玉菌がオリゴ糖を分解し、乳酸や酢酸などの「酸」を出すことで、腸内で以下のようなことが起こります。
・酸が腸壁を刺激して腸の動きが活発になる
・腸内の酸を薄めるため、体内の水が腸内に入ってくる
腸内に水分が増え、動きも活発になる…その結果何が起こるか、考えるまでもありません。
オリゴ糖は薬とは違って穏やかな効果が期待できるので、小さな子どもにも安心して与えることができます。
子どもも喜ぶオリゴ糖の活用方法
善玉菌もその餌も、バランスよく、継続的に取ることが何よりも大切です。子どもの場合は自分での管理はまだできませんから、下記のように食事に上手く取り入れてあげたいですね。
1.王道・ヨーグルトと一緒に
ヨーグルトとオリゴ糖を一緒に食べることは、善玉菌そのものを増やすこと&善玉菌のエサを増やすこと、どちらの効能も期待できる効果的な摂取方法です。
我が家ではバナナヨーグルトは定番ですし、季節の果物もよくヨーグルトをかけていただきます。そこにオリゴ糖をかけて混ぜるだけですから、手間もかかりません。たまにはスムージーなどにして変化をつけると、子どもでも飽きずに続けられますよ。
2.料理のときの砂糖がわりに
普段の料理や離乳食を作る際、砂糖の代わりにオリゴ糖を使ってもいいでしょう。オリゴ糖は甘さが控えめなので素材のうまみも引き立ちます。
はちみつは1歳未満に与えてはいけませんが、オリゴ糖は離乳食に使っても問題ないので嬉しいですよね。
幼い子どもに便秘薬を与えることに抵抗のある人は多いでしょう。
そんな時、このような形でオリゴ糖をうまく活用して、子どもだけではなく、ご自身も含めた家族みんなの健康に注意を払っていきたいですね。
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鞠 ようこ

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