
一度に大量の「オリゴ糖」を購入したら、気づけば賞味期限が切れちゃってた!
こんなシーンにブチ当たったとき、あなたならどう対処しますか?
製品の中には「消費期限」や「賞味期限」ではなく「品質保持期限」という記載になっているものもあるので、その判断に混乱してしまう人もいるはず。
フードアナリストの筆者とともに、パッケージに記載してある期限が切れちゃった「オリゴ糖」はどうすればベターなのか、見ていきましょう。
まず、そもそも「消費期限」と「賞味期限」の違いは正しく認識できていますか?
農林水産省が示す定義では、それぞれの期限は次のような違いがあります。
(1)消費期限とは・・・
「消費期限」とは、簡単に言えばその日付を過ぎたら口にしないほうが良い期限を指しています。
特に、未開封の状態で口にできる期限が示されているものが多く、この期限をすぎると品質の保証ができない、という趣旨です。
そのため、消費期限を過ぎてしまった「オリゴ糖」は品質の劣化も懸念されるので、もったいないですが口にはしないほうが賢明です。
(2)賞味期限とは・・・
一方、「賞味期限」とは、簡単に言うと美味しく口にすることができる期限を指しているので、日付を過ぎても食べることそのものは問題がないという理解もできます。
しかし、消費期限同様に「品質が落ちないで保持できる期限」を示している言葉でもあるので、記載の日付を超えてしまうと味や風味が劣ってしまうリスクはあります。
ですので、「オリゴ糖」の場合も質感が変わっていたり味が変化していたりする可能性がありますので、使う前には必ず、まずは少量をご自身の鼻や舌で様子を確認してから、食べられるかどうかを判断してください。
ちなみに、「品質保持期限」は「賞味期限」と同義語で使われていることもありますが、現行の法律では「賞味期限」と「消費期限」の2つの用語が統一定義となっています。
【期限は未開封の場合の日付!?】
「消費期限」や「賞味期限」として記載されている期限は、基本的には“未開封”の状態での日付を記しているもの。
そのため、開封済みの「オリゴ糖」に関していえば、保管状態などによって“期限前”のものでも品質が劣化しているリスクもあります。
ですから、開封した製品は、できるだけ速やかに使い切ってしまうのが鉄則。
「記載の期限前だから大丈夫なはず」と過信せずに、毎日少しずつ使って早く食べ切ってしまったほうが確実です。
以上、「オリゴ糖」を使い切る期限にまつわる素朴な疑問についてご紹介しましたが、いかがでしたか。
開封した製品は、できるだけ早く使い切るほうが味も劣化せずに美味しくいただけます。
※ 参考文献
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並木 まき

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